油絵の描き方 入門ガイド

溶き油・油壺

油絵の道具 溶き油・油壺の選び方

  • 溶き油は絵の具を描き易い硬さにするために混ぜるもの。
  • 溶き油には揮発性油(テレピン、ペトロールなど)と乾性油(リンシード、ポピーなど)がある。
  • 初めは揮発性油と乾性油があらかじめ調合してあるペインティングオイルがお勧め。
  • 溶き油を入れる油壺は1個でも十分。

絵の具を描き易い硬さにするために混ぜるのが溶き油です。また、溶き油を入れておく容器の事を油壺と言います。

溶き油には揮発性油と乾性油の2種類があります。揮発性油は速く乾きますが、艶をなくしたり、長時間経過するとひび割れを起こしたりします。乾性油は乾燥に時間がかかりますが、艶を出すことが出来ます。両方の溶き油を絵の制作段階に合わせて単独で使ったり、混ぜて使ったりします。使い方としては、始めは揮発性油を使い、絵の制作が進むにつれて乾性油の割合を徐々に増やしていきます。割合としては乾性油が40%以上にならないように混ぜると良いです。揮発性油としてはテレピン、ペトロールなど、乾性油としてはリンシードやポピーなどがあります。

とは言っても、初心者にいきなり2種類の溶き油を調合しながら使って下さいと言われても難しいですよね。初心者にはもっと簡単に使える溶き油があります。それがペインティングオイルです。この溶き油は揮発性油と乾性油が使い易いようにあらかじめ調合してあるので混合する必要がなくそのまま使えます。ペインティングオイルに揮発性油や乾性油を混ぜる事もできるので、油絵に慣れてきたら色々調合してみるのも良いと思います。

この他にも油絵には色々な溶剤があります。乾燥を促進するためのシッカチーフ、艶を出すためのルツーセやタブローです。それぞれ使い方や使うタイミングがありますが、初めから必要な溶剤ではないので必要に応じて使い方を覚えていくと良いでしょう。

油壺はパレットに取り付けて使います。溶き油の性質によって2個使う人もいますが1個でも十分です。中にはガラスや樹脂の容器、空き缶などを利用している人もいます。油絵を描き終えた後は残った溶き油を捨て、油壺の中や蓋はきれいに拭いておきます。特に長期で使わない時はよく拭いておかないと蓋が開かなくなってしまいます。

油絵を描くには色々とルールがあります。初めは面倒かもしれませんが、慣れてしまえばそれが普通になってしまいます。何事もスタートが大切だと思いませんか?

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