油絵の描き方 入門ガイド

色を塗る

風景画は時間が限られているので色塗りは手早く進めていきます。少し太めの筆で面を描くように塗っていきます。F6号〜8号のキャンバスなら10号〜14号位の筆を使って塗っていくのが良いです。パレットに出す絵の具は10〜12色のセットなら全て出して良いでしょう。

ポイント1 色の塗り方
大まかに全体を塗り、更に暗い部分から明るい部分へ塗り重ねていく。

塗り残しが無いように全体を塗っていきます。全体が大まかに塗り終わったら、暗い部分から明るい部分へと塗り重ねていきます。暗い部分だからと言って黒をそのまま使ってしまうと色が強過ぎてしまうので、モチーフの色を混ぜたり、明るさや鮮やかさの低い青系の色を使ったりすると良いでしょう。

ポイント2 テーマは強く
形や明暗をしっかりと描き込み、強調する。

色を塗り進めながら、風景を遠景、中景、近景に分けて塗ります。遠景となる空や山、海などは淡い色で塗っていくと良いでしょう。中景は一番描きたいものなので形をしっかりと描き込み、明暗も入れます。近景はしっかりと描き込むことはせず、抑えた感じで描きます。近景をはっきり描いてしまうと中景にある一番描きたいものが弱くなってしまい、どちらがテーマなのか分からなくなってしまうので注意しましょう。

ポイント3 空の描き方
上部の色を濃くし、下部に向かうにつれて色を薄くする。

空の広さを表現するのは難しいですよね。空を表現する時はキャンバスの上部の色を濃くし、下部に向かうにつれ徐々に色を薄くしていきます。また、左右に対しても同じようにグラデーションを使って色に差を付けると遠近感が出て、空の広がりが感じられるようになります。

ポイント4 仕上げ
細部を描き込み、色の調子を整える。

最後に細部を描き込んだり、色の調子を整えたりします。陰影も入れると更にその場の雰囲気を出すことが出来ます。しかし、太陽は移動するので光の方向が分からなくなってしまった時は、後で写真を参考に描き加えると良いでしょう。また、時間が足りなかったり、色が混ざって上手く描き込めない時も後日仕上げると良いですよ。ただし、写真を参考にし過ぎないようにして下さい。

風景を描くのはなかなか難しいものですが、外で絵を描くのはとても楽しいです。季節の変わり目は絵になりそうな風景があちこちにあふれています。皆さんも時間を作って写生をしに出かけてみませんか?

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