色を塗る時は色の変化を捉えます。同じ色でも明暗の違いによって色が変化しているはずです。この明暗の変化を表現することで、肌やコスチュームの質感が出せるのです。
ポイント1 色の塗り方
太い筆を使う。明暗の変化を、面を描くように塗っていく
始めは絵の具を薄く溶いたおつゆの状態で下塗りをしていきます。細かく描いていく必要はなく、筆を使って大まかに塗っていきます。細い筆で細かくチョコチョコと塗っても生き生きとした絵になりません。太い筆で面を描く様に塗っていきましょう。この時人物を良く観察しながら明暗も入れていきます。明るさは細かく分ける必要はありませんが、3〜4段階位に分けると塗り易いでしょう。明るい部分、やや明るい部分、やや暗い部分、暗い部分といった感じです。明るい部分から暗い部分への変化を描写することで顔の凹凸や衣服のしわなどが表現でき、質感を出すことが出来ます。
ポイント2 肌の色
モデルを観察し、肌の色の変化を捉える。「ジョンブリアン」に頼り過ぎない。
肌の色はどうやって表現すれば良いのでしょうか?肌色として良く使われるのは「ジョンブリアン」という色ですが、この色だけに頼って描いては本当の肌の色は出せません。肌の色は人によって個人差があります。モデルを良く観察し肌の色の変化を捉えることが大切です。ピンク色に見える部分、茶色に見える部分、陰の部分では灰色に見える所もあるでしょう。その部分によって赤や黄、茶などの色を混ぜ合わせていきます。明るさの調整には白を混ぜます。陰の部分では調子を見ながら青や緑などを混ぜると良いでしょう。
ポイント3 仕上げ
顔や肌、コスチュームなどの形や質感を表現するため、細部を塗り込んでいく。
最後に細部を塗り込んでいきます。顔や肌、コスチュームなどの形や質感を表現します。モデルと比較して人体の形や手足の方向、目、鼻、口などの位置関係、コスチュームのしわなどが正しく捉えられているかを確認します。モデルに似せるのはとても難しいです。顔に一筆色を置いただけも骨格の位置が変わり、別人のように見えたりするからです。色を塗りながら時々キャンバスから離れ、モデルと比較してみることが大切です。
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