知識1 明度とは
明るさ、暗さの度合いのこと
色には明るさ暗さがありますね。この明るさと暗さの度合いを「明度」といいます。そう言われてもイメージがつかみ難いですよね。そこで、モノクロの写真を思い出してみて下さい。モノクロの写真では明るい部分が白くなり、暗い部分が黒くなりますね。この明るさと暗さが明度なのです。絵の具に白を混ぜると明るくなり、明度が上がります。また、黒を混ぜると色が暗くなり、明度が下がります。
知識2 明度の効果
赤など暖色系で明るい色は飛び出して見えるので、印象を強く出来る。
青など寒色系で暗い色は遠くに感じられるので、空間に広がりを与える。
明度には色々な効果があります。赤などの暖色系で明るい色は前に飛び出して見えるので、印象が強くなります。看板などで赤系の色が使われるのはこのためなんですね。また、青などの寒色系で暗い色は遠くに感じ易いんです。絵を描く時もポイントとなる部分に赤や白など明るい色を使うと観ている人の目を引きますよね。他にも明度は重さを感じさせます。明るく明度が高い色は軽く感じられ、暗く明度が低い色は重く感じられます。物の質感を出したりする時に役に立ちますよ。
知識3 明度を見極める
モノクロの写真を撮ってみる。キャンバスを逆さまにし、目を細めてみる。
明度を見極めるのはなかなか難しいものです。物の色や形に邪魔されて上手く明るさをつかめないからです。一番分かり易いのはモノクロの写真を撮ることです。最初に上げたように、モノクロ写真は色彩がなく明度だけで表現されますから、明る過ぎたり、暗過ぎたりする色があるとすぐにわかるのです。と言っても、毎回写真を撮るのは大変だという人もいますよね。そこで、良い方法があります。「モチーフとの比較」でも説明した方法ですが、キャンバスを逆さまにし、目を細めて画面を見ます。こうすると色や形に対する概念がなくなり、明度を見極めることが出来るのです。「モチーフとの比較」では飛び出した色と表現しましたが、つまり、明度が明る過ぎたり、暗過ぎたりして周りの色よりも浮いて見える色のことなのです。
色には他にも法則があります。知らなくても絵を描くことは出来ますが、知っていると色々な場面で効果的に使えるのでより印象の強い絵が描けます。書籍などにも説明が載っているので参考にしてみると良いですよ。
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