油絵の描き方 入門ガイド

油絵初心者 Q&A

Q1:油絵を始めたいのですがどんな道具を用意すればよいですか?

まずは絵の具10〜12色、ペインティングオイル、油壺、筆4〜6本、ナイフ1〜2本、パレット、筆洗油。これら全てが入っている油絵セットが初心者にお勧めで、別々に揃えるよりも安上がりです。

キャンバスはF6〜8号位の中目が良いでしょう。キャンバスボードやキャンバスペーパーでもOKです。下描き用の道具として木炭や鉛筆なども必要です。

木炭は柳の中程度の太さ、鉛筆は2B〜4B位の軟らかいものが使い易いです。

イーゼルがあると正しい姿勢で絵の制作ができますが、これは無理に用意する必要はありません。用意するなら、初心者には折りたたみ式の野外用イーゼルがお勧めです。

その他、後片付けのためにボロ布や新聞を用意しておくと良いでしょう。詳しくは「用意するもの」をご覧下さい。

Q2:油絵を習いたいのですがどんな方法がありますか?

油絵を学ぶには「通信講座」、「ビデオで習う」、「教室へ通う」、「書籍を読む」などの方法があります。
「通信講座」は決まった時間は作れないけど先生の指導を受けたい人にお勧めです。有名なところでは「ユーキャン」があります。
「ビデオで習う」は映像を見ながら技法を学んでいきたい人にお勧めです。ユーキャンの通販ショップでは初心者向けの「楽しい油絵教室」と更に上達したい人向けの「油絵上達法」が販売されています。
「教室へ通う」は直接先生の指導を受けたい人にお勧めです。画材屋さんに相談してみると見つけ易いでしょう。
「書籍を読む」は知識や技術をもっと深めたい人にお勧めです。ある程度の基礎知識をもって読むと理解し易いでしょう。

詳しくは「油絵を始めたい」をご覧下さい。

Q3:同じメーカーでも絵の具の価格が色によって違うのはなぜですか?

絵の具の原料である顔料の値段が影響しています。顔料が希少だったり、製造コストが高かったりする絵の具は当然価格も高くなってしまいます。

したがって、価格によって絵の具に優劣があるわけでも、高い絵の具だから良いということもありません。

詳しくは「油絵の道具」の「絵の具」をご覧下さい。

Q4:違うメーカーの絵の具を混ぜて使っても大丈夫ですか?

同じ油絵の具同士なら混ぜて使っても問題ありません。違うメーカー同士を混ぜたからといって特別な反応が起こったり、大きなトラブルになることはありません。

詳しくは「油絵の道具」の「絵の具」をご覧下さい。

Q5:揮発性油と乾性油を混ぜる場合、どのような割合が良いですか?

乾性油が40%以上にならないように混ぜると良いでしょう。とくに描き始めから描き込み位までは揮発性油の割合を増やし、徐々に乾性油の割合を増やしていくと良いです。

詳しくは「油絵の道具」の「溶き油・油壺」をご覧下さい。

Q6:筆はどんな種類が何本くらいあると良いですか?

筆は硬い筆、軟らかい筆、細い筆、太い筆と様々あると色々な絵に対応できます。しかし、初めから沢山そろえるのは大変なので、最初は6号〜14号の硬い筆を5〜6本位、4号〜12号の軟らかい筆を3〜4本位用意すれば良いです。

油絵セットに付いている筆だけでも十分絵は描けますが、必要に応じて徐々に増やしていくと良いでしょう。

詳しくは「油絵の道具」の「筆」をご覧下さい。

Q7:ペインティングナイフとパレットナイフはどうやって使うのですか?

ペインティングナイフは絵の具を厚く盛り上げたり、コテのように使って面を描いたりする時に使います。パレットナイフはパレットで絵の具を混ぜたり、残った絵の具を掃除する時に使います。また、広い面を塗るのにも適しています。

詳しくは「油絵の道具」の「ナイフ」をご覧下さい。

Q8:モチーフはどんなものを選べば良いですか?

モチーフは自分が描きたいと思うものを自由に選びます。始めは身近にあるものを選ぶと良いです。形、材質、色などが違う物を2、3点選ぶと良いでしょう。複雑な模様や細工があるものは表現がし難いので初めは避けたほうが無難です。

詳しくは「絵を描く前に下準備」の「モチーフを選ぶ」をご覧下さい。

Q9:キャンバスの下塗りは必要ですか?

無理にする必要はありませんが、下塗りをしておくと絵の具が浸透し易くなり発色が良くなります。色はモチーフが持っている色やモチーフからイメージする色を塗ると良いでしょう。イエローオーカーやオレンジなどの暖かみのある色を選ぶと良いですよ。

方法は絵の具を揮発性油で薄く溶き、おつゆ状態にします。それを大きめの筆や刷毛、ボロ布なのでキャンバス全体に伸ばしていきます。

詳しくは「絵を描く前に下準備」の「キャンバスの下塗り」をご覧下さい。

Q10:下描きにはどんな道具を使えば良いですか?

下描き用の道具には木炭、鉛筆、絵の具などがあります。鉛筆は2B〜4Bの軟らかい物を使うと良いです。絵の具は描く人の好きな色を使えば良いのですが、後から塗る色に影響しないようにイエローオーカーやバーントアンバーなどがお勧めです。

詳しくは「油絵の描き方」の「下描き」をご覧下さい。

Q11:立体感を出すにはどうしたら良いですか?

立体感を出すには一定方向から当てた光によって出来る明暗や陰影を表現すると良いです。グラデーションを使って明るい部分から暗い部分へと色を変化させたり、影を入れたりすると良いでしょう。

詳しくは「油絵の描き方」の「光の方向を考える 明るい部分・暗い部分」をご覧下さい。

Q12:反射光とはなんですか?

反射光とは光が台などに反射し、モチーフの暗い部分をやや明るくしている光のことです。立体感を表現するにはこの光を描くことも大切です。

詳しくは「油絵の描き方」の「光の方向を考える 明るい部分・暗い部分」をご覧下さい。

Q13:パレットに残った絵の具はどうすれば良いですか?

絵の具は色によって乾く時間が違い、早いものでは2、3日もすれば固まってしまいます。翌日に使う予定がなければ捨ててしまうのが賢明です。

詳しくは「道具の手入れ方法」の「残った絵の具とパレットの手入れ」をご覧下さい。

Q14:パレットの手入れはどうすれば良いですか?

まず、パレットに残っている絵の具をパレットナイフで削り取ります。ナイフで取り切れなかった絵の具はボロ布できれいに拭き取ります。最後にボロ布に揮発性油をしみ込ませ、パレットをきれいに拭きます。

少し手間がかかりますが、しっかりと手入れをしておかないと絵の具を固まらせた時は更に大変になります。日々の手入れはしっかり行いましょう。

詳しくは「道具の手入れ方法」の「残った絵の具とパレットの手入れ」をご覧下さい。

Q15:筆を長持ちさせるにはどうしたらよいですか?

筆を長持ちさせるには使い終わった後の手入れをしっかり行うことです。まず、筆に残っている絵の具を新聞やボロ布で拭き取ります。次に筆洗油で筆を揺り動かすようにしながら洗います。最後に石鹸を使って軽く揉み解すようにして汚れをきれいに落します。

詳しくは「道具の手入れ方法」の「筆の手入れ」をご覧下さい。

Q16:風景を描きに行きたいのですが、何を持っていけば良いですか?

まずは油絵の道具一式です。絵の具、溶き油、油壺、筆、ナイフ、パレット、筆洗油、木炭、鉛筆、ボロ布、新聞などです。キャンバスは同じ物を2枚用意し、キャンバスクリップで留めておくと持ち運びに便利です。

足場の悪い野外ではイーゼルがあると絵が描き易いです。折りたたみ式の野外用イーゼルを持っていくと良いでしょう。

また、野外で描くので日焼けや日射病対策も大切です。帽子や日焼け止めクリームを持っていくと良いでしょう。時期によっては防寒対策もして下さい。上着を1枚多めに持って行ったり、使い捨てカイロを準備したりして下さい。

詳しくは「風景画の描き方」の「持っていくもの」をご覧下さい。

Q17:パレットで絵の具が乾いてしまい困っています。どうしたら良いですか?

パレットで固まってしまった絵の具を落すには剥離剤を使います。強い溶剤なので手が荒れることもあります。使用する時は手袋をして下さい。

剥離剤を固まった絵の具の上に多めにたらします。しばらく時間を置き、絵の具が柔らかくなったらナイフで剥ぎ取ります。完全に絵の具が剥がせたら、パレットに乾性油をしみ込ませ、被膜を作ります。これでまた使えるようになります。

詳しくは「こんな時どうしよう」の「絵の具が乾いてしまったら」をご覧下さい。

Q18:絵の具のふたが開かなくなってしまいました。どうしたら良いですか?

チューブのネジ口部分をライターなどで炙ると良いです。ただし、プラスチィックのふたは炙ると解けてしまうので、プライヤーでふたを挟み、ゆっくりと回して開けると良いでしょう。 詳しくは「こんな時どうしよう」の「絵の具のふたが開かない」をご覧下さい。

Q19:洋服に絵の具が付いてしまいました。落すにはどうすれば良いですか?

絵の具か乾燥する前だったら、筆洗油を絵の具を付けてしまった部分にたらします。服の裏側からあて布をし、上から叩く様にして汚れをあて布に吸わせます。この時揉まないように注意して下さい。絵の具が落ちたら、洗濯するか、クリーニングに出すと良いでしょう。

絵の具が乾いてしまった時は剥離剤を使うと絵の具を落すことは出来ますが、強い溶剤なので服の繊維を傷めてしまいます。出来るだけ乾燥前に対処しましょう。

詳しくは「こんな時どうしよう」の「洋服を汚してしまったら」をご覧下さい。

Q20:油絵を保管するにはどうしたらよいですか?

絵の具を完全に乾燥させます。大体6ヶ月位かかります。完全に乾燥したらニスをかけます。良く使われるニスとしては「タブロー」があります。

油絵の保管場所には高温多湿を避け、温度、湿度の変化が少ない所を選びます。一般家庭で探すのは大変だと思いますが、なるべく理想的な場所を探して下さい。

詳しくは「こんな時どうしよう」の「油絵の保存方法」をご覧下さい。

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